in the tramway

1999年の暮れは、ヨーロッパじゅうで、2000年を迎えるための準備で大騒ぎでした。
普段はおとなしいジュネーブの町(普段はひっそりとした大晦日になる)も例外でなく、しない4ヶ所で行われた"Signé 2000"という催し物には、ジュネーブの人口を大幅に上回る約200'000人の人が集まったそうです(こんな小さい町で・・・かたづけは相当な苦労だったろうなぁ)。

コンピュータの2000年バグ問題に対しては絶対的な自信を持っていたスイスとジュネーブとしては、例年どおり、市内交通の終夜運転をすることにしていました。で、数日前からトラムやバスの中で、繰り返し放送などしてそれを宣伝していました。

友人の家でのパーティーに招かれていたため、30日にジュネーブに着いたShinたちは、空港からバスに乗って市内に向かいました。

車内は、年末最後の買い物に出た人々がいっぱい乗っていて、みんな休みに入っていることもあって、みんなご機嫌です。その車内でもやはり、「22時から午前5時まで、すべての市内交通は無料になります」と、放送が入りました。そうすると、あるおじさんが・・・
"C'est trop tard, je suis déjà au lit! Merci infinniment!"
(「ちょっと遅すぎるな。わしはもう寝ているよ。いや、どうもありがとう」)


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